
私は長い間、いわゆる「働いていない」時期がありました。
それでも、お金のことはずっと気になっていて、自分なりに勉強をしてきました。
誰かに強制されたわけでもなく、ただ「知らないことが怖い」と思ったからです。
振り返ると、何も学ばずに過ごしていたわけじゃなかったんだなと感じます。
まったく知識がない人と比べて、自分は地味でも大切な積み重ねをしてきたんだなと思えます。
知らなかったでは済まされないお金のこと
たとえば、専業主婦のまま高齢になり、旦那さんが「良かれと思って」自分の名義のお金を奥さん名義に変更する、
という話を耳にすることがあります。
それが2000万円近くの額だったりすると、思いがけず「贈与」として課税対象になることがあります。
悪気がないのに、税のルールを知らなかっただけで大きな問題に発展するケース。
これは、決して他人事ではありません。
タンス預金という“見えないお金”
小遣いとしてもらったお金を、通帳に入れずにタンス預金していたら——
最初は少額でも、何十年も積み重ねればかなりの額になります。
でも、それを突然使おうとしたとき、「出どころが不明なお金」として扱われる可能性があります。
「隠していたつもりはない」と思っていても、そう見なされてしまうのです。
無知ゆえに、まるで怪しいお金のような存在にしてしまうのは、とてももったいないことです。
私が大切にしてきたこと
私は、コツコツともらったお金はすべて通帳に記帳してきました。
利率の良い銀行を調べては、口座を開設し、預け先を変えながら利息も着実に増やしてきました。
夫のお金と自分のお金の名義も、若い頃からしっかり分けてきました。
それは、単なる分け方ではなく、「何かあったとき」に備えるリスク分散でもありました。
今だから言える「やっててよかった」
その甲斐あって、今、ある程度まとまったお金を動かす場面でも、
税務署から一切お咎めを受けたことはありません。
何か特別なことをしたわけではなく、
「ちゃんと記録を残し、整えてきた」だけです。
でもそれが、いざというときの“信用”になります。
人生に役立つことは一つじゃない
お金の勉強も、通帳記帳も、誰かに褒められることではありません。
でも、自分の感覚で「大事かもしれない」と思って続けてきたことが、
後になって本当に役に立つことがあるんだと、今は実感しています。
学校の勉強や資格だけが、人生の武器じゃない。
私は、無職の時期に自分がやってきたことが、人生の土台になっていると感じています。
まとめ あなたにとっての「資産」は何ですか?
何が人生の役に立つかは、人それぞれです。
でも、「これがきっと将来の自分を助けてくれる」と信じてやってきたことは、
たとえ小さくても、確実に“資産”になります。
お金のことも、生き方のことも、
自分の感覚を大切にして積み重ねていくことが、
きっと誰にも真似できない“あなたらしい資産”になるはずです。



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